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晴れな人生、生き方!
それでいて、夢がちりばめられていて、ところどころで出会えるといい。
自己満足だとも思いながら、夢の一つである国際協力に踏み出す。

*用語説明*
ANM・・Auxiliary Nurse Midwife(准看護助産師) 農村部で15・6の村を対象にドクターなしで診療所を運営する。分娩から成人・子どものケアまで。

ナース・・・日本のように看護師と助産師の資格が分かれておらず、それ以上のことも行う。例)会陰切開や、縫合など

2009-10-15

Happy Diwali

12歳のとき、家族旅行でモロッコに行きました。
観光で生まれてはじめて馬車に乗った私は、、とても楽しくて仕方なかったのを覚えています。
馬にひっぱられて、外の空気を感じられて、新しい感覚でした。

馬車が道路の真ん中で止まったとき、その頃の私と同い年ぐらいの子どもたちがそばにやってきました。
たぶん赤い花だったと思います。
数人の子どもたちがわーっと寄ってきて。
ぺちゃくちゃ話しながら、綺麗な赤い花を目の前に差し出しました。
一瞬。
キレーイありがとう!!って思ったのを覚えています。
それが初めての体験でした。


子どもながらにショックを受けたので、きっと今でも覚えているのだと思います。


もちろん、その時私の手にお花が渡ることはありませんでした。
子どもが働く姿を見た、最初のシーンです。

Diwali と言って、インド最大のお祭りが土曜日にやってきます。
ヒンドゥー教のお祭りですが、国民全体で盛り上がっています。
本来神様にお祈り捧げる日ですが、デリーに関してはお祭りモード全開です。
Diwaliのためにあらゆるものを新調し、お菓子をたくさん買い込み、家や建物には電飾がたくさん飾られ、交通渋滞はいつも以上です。
当日は爆竹や花火でかなりにぎやかになるそうです。
ただえさえ毎日がにぎやかなこの街が、これ以上どうにぎやかになるのかと思うぐらい。

日本のお正月状態です。
来年のDewaliは田舎なので、全く違うDewali になるそうですが。


そんなお祭りムード全開のなか、渋滞激しい中。
私たちは今日もリキシャーに乗ってヒンディー語のクラスへ行ってきました。


手の指がひっつくぐらいの火傷を負った、1歳ぐらいのあかちゃん。
その赤ちゃんを抱える髪も服もボロボロのお母さん。
信号で止まった私たちの元へやってきて、すがるように手を出します。


何か恵んでください。


バック転を繰り返す男の子。
松葉杖をついて向かってくる人。
雑誌を売ってくる子どもたち。


かわいそうだからお金をあげますか?
あげたって、ためにならないからあげませんか?
仕事をしようとしないその気持ちが悪いですか?
頑張ってないと思いますか?


私には正直よくわかりません。
本当はお金をあげたい。
「本当は」と言ったのでわかると思いますが、まだあげたことはありません。
それがいいか悪いかもよくわかりません。

人間は平等だ とか言うけれど、結局不平等な気がします。


生まれながらにして職業は決まっている。
生まれながらにして人間以下のグループに入った。
そんな人生を迎えたとき、頑張ったらどうにかなるのかな。


Diwali のためいつもよりたくさん作っているのかな。
一つ一つビニールで包む子どもたち。










やっぱり赤い花だった。

2009-10-09

どうやら、私、あなたのことが好きみたいです。

更新さぼってました。

毎日、だいたい朝7時半に起き、8時に朝食。
同期、日本語教師隊員で、今の私のルームメイトでもある、Hindi初級クラスのmakiちゃんを見送った後、私は前日の宿題をします。
か、寝てしまいます。
か、Hindi語を話すドラえもんを観ます。

12時。
リキシャーに乗って、学校までは40分。

「おじちゃん、おじちゃん。マルビヤナガールまでいくら?」
知ってるけど、交渉開始です。

「ハ、ハ、ハンドレッドだよ!」
おにいちゃん、頑張って英語でだまそうとしているけど、顔がひきつってます。

「100ルピーだね。遠いからね。ケッ」
騙し慣れてるおじちゃん。

「じゃ、乗らない。バイバイおじさん」
と言うと
「ちょ、ちょ、ちょっと待ったー!!じゃ、80で。乗って。」
と、ニタっとする。

実は80も少し高いのですが、おじさんの笑顔にだいたい負けます。
というかかなり省略しましたが、本音はそれ以上ひっぱるのがめんどくさい。
まあOKな価格で乗っちゃいます。

でも、その単純さ、現金さ、みえみえさ、私にはネタというか突っ込みどころが満載というか、なんだか可愛くてとても憎めない。
毎日その繰り返し。

10ルピーは20円ぐらいです。
たったそれだけのために?と思うかもしれませんが、ここでは大きなお金。
この問題は深い気がするのですが、また機会があればアップします。
お金の価値は、何に比例するか。
ちなみに。
日本では、無言でも買い物も移動もできます。
でもここでは、いくら疲れていても、いくら無口でいたくても、誰かと話をしなければ行動できません。
それって、今の日本の人にとってはどう感じるのかな。
今の日本の人である私は、結構やみつきです。
人と触れ合うと、嫌なこともありますが、その倍、いいことがあります。

インド人は、基本は優しい気がします。
「気が」します。

勝手に隣の車の半ドアを指摘してあげる、リキシャーおじさん。
道を聞いてくる隣の車を待って、ゆっくり走ってあげるリキシャーおにいさん。

12億も人がいて。
人生で知ってる範囲をはるかに超えているキャラクターが、たくさん居て当たり前。

私がたった10日ほどで書くインド。
ラーメンの中の胡椒ぐらい。
それぐらい、奥が深そうで、広くて、多彩で、多様で、興味深い国、インド。

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体重計屋さん。
街の人、意外と測ってます。油料理が多いこの頃、私も乗りに行きたい。












自転車空気入れ屋さん
空気一回いくらですか?












電話屋さん
いわゆる公衆電話。公衆すぎて、内緒話できません。












かご屋さん

一番中のカゴ欲しいとき、何分待てばいいですか?










まだまだ、
風船屋さんとか、
カリフラワー屋さんとか、
トマト屋さんとか、
サングラス屋さんとか、
地図屋さんとか、
本当にいっぱいいます。

奥深く根強いカースト問題が隠れているのですが、一応それはさておきエキサイティングな風景です。

そして、
毎日利用、オートリキシャー





基本、みんなと近いです。










人とか、バスとか、車とか、牛とか、犬とか、馬とか、サイババ寺とか、いろんなものが手に取るように見えます。
共存。
インドのキーワード。


ホテルからすぐ近くの交差点より










インドさま。

どうやら、私、好きになってしまいそうです。

2009-10-02

First インディア

到着してから早4日目となりました。
オリエンテーションが終わり、今日からヒンディー語の授業が始まります。

インドに来た同期隊員は5人ですが、2人はデリーとムンバイという大大大都会に住むので、日本では英語クラスにいました。
彼らは午前中、初級レベルの勉強です。

田舎組の3人はすでに日本でヒンディー語をやってきているので、今回は午後に中級レベルで勉強です。

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さて、まだ外を歩いて3日、それもほぼスケジュール詰めという状態なのでまだまだインドを味わっていないのですが・・・・

とりあえず毎日カレー。
朝もカレー、昼もカレー、夜もカレー。
朝以外は、自分たちでチョイスです。
なのですが!この国で、貧乏な私たちが、カレー以外を食べるのは至難の業。
とりあえずこれが徒歩圏内の状況。
せいぜい中華です。
はやく行動拡大を図らないと、手も胃も黄色くなって、汗も涙もターメリック臭になると思います。
こんなに暑いと、そうめんとか冷ややっことか、さわやかな日本が懐かしい。


ちょっと気を抜くと、そこに死があります。
横から猛スピードの車3台。前から自転車。横から人。後ろから人。
これに牛や犬やこうもりやおじさんやうOこちゃんやなんやかんやを避けて自分が歩かないと、そこには死が待っているインド。 (ちなみにこれはまだ未経験・・・)
道路は2車線、車は6車線。気がつくと、前方には他車のフロントガラス・・・
だから、死ぬってば!!!

ちょっと気を抜くと、頭に泡だて器みたいなマッサージをつけられている友人。
ちょっと気を抜くと、靴にう○こちゃんがつけられている友人。
夜10時にも関わらず、「アグラー?アグラー?」と遠い観光地への誘致があり。
朝9時にも関わらず、「ショッピング?ショッピング?ビッグバサール!」と誘致があり。
インドに来たばっかりにも関わらず、「エアインディア?フライト?」と帰国させられそうになったり。
ちょっとお土産通りに行こうものなら、10cm間隔で声がかかる。
記者に声をかけられる政治家や、悪いことした芸能人が車まで歩く姿、まさにそのままです。
私誰??有名??モテてる??頼むから、そっとしてーーーーーー!
20cmぐらいまで近づけて話してくるインド人の顔。
だから、近いってば!!!そっとしてーー!!

でも、でも。
なぜか最高に楽しい。
悔しいけどニタニタする。

以上、まだ4日目、そしてオフィス街でこの状況。
もしも1カ月後、観光地でと想像すると・・・
思考停止です。

いいところも嫌なところも、すべてがここにありそうなインド。
たくさんたくさん感じていきたいと思います。
”今は”・・・ね。