サボってるのか、ボケてるのか。
なので、そこらへんを走ってるリキシャーを捕まえて、病院まで行きました。
途中で、
「おっきい病院まで」
って、言う女性が私の乗っているリキシャーをとめました。
リキシャーはそこらへんにいるし、そんなに相乗りになる機会はないのですが、どうやらずっと待ってたらしいその女性。
私もその ”おっきい病院” まで行くのだから、別に全然問題なし。
小さな赤ちゃんを抱いて、小さな男の子の手を引いた彼女がひょいと乗り込みながら私の顔をみて、
「あ!」ってにこやかに笑いました。
多分、この女性の身なりからして、”患者さんか何かで私を見たことあるんだろうなー”ぐらいに思って私も会釈。
そしたら、
「3か月になったの。あなたにとりあげてもらったんだよ。覚えてる?」って。
日々分娩室がごった返すほど、わんこ式になるほど、生まれているのでよっぽどでない限り覚えていないし、研修生や学生に教えながら手を添える役なので、直接とりあげることは緊急時以外はほぼないし、こちらは全く覚えていません。
でも、この言葉とあの笑顔と、その後の元気な赤ちゃんが、私、助産師にとっては一番の喜び。
こっちが覚えてなくっても、そういう風に声をかけてくれるっていうのは、そのときのお互いの関係への働きかけが間違ってなかったってことなんだなって思って嬉しかったです。
「予防接種しにいくの。2カ月目にって言われてたけど忙しくて3ヶ月目になっちゃった。怒られるかな?」
「何時まで病院いるの?何してるの?教えてるの?」
とかいろいろ誰かと話ながら通勤するのも楽しいもんでした。
母に抱かれた女の子のやわらかい足が、狭いリキシャーで、ずっと私の太ももにひっついていて、その温かさは胸がきゅーんっとなるほど可愛かったです。
リキシャーを降りて、中へ。
分娩室の前を初め、いつも病院の廊下は患者やその家族が床に座り込んでゴハン食べてたり、チャイ作ってたり(!)、もうごった返していて、歩くのに人を避けないといけないような病院です。
そこを歩いていると、私を見てニターーーっと笑うおばあちゃん一人。
”外人珍しいのかなー”って思ってると、その横に座る若い女の子が、「待ってディディ!」と私に向かって言いました。
その顔を見て納得。
昨日血圧が高く、要注意の中初産で赤ちゃんを産んだお母さんでした。
学生と一緒にお産をとったんだけど、どうやら覚えていてくれたらしい。
「ディディにね、会いたいって思ってた!昨日はありがとう」
って。
3kg越えのしっかりした女の子は、可愛い服を着せてもらって日光浴してました。
彼女の笑顔を前に、ぷくぷくのほっぺたをツンツンってしながら、
”また一人の人生が始まったんだなあ”って思って、
なんとも言えない至福を味わいました。
この仕事の、素敵なところ。
to.Kana
返信削除なんか、ブログの写真みてると、カナ、
インドの人になったね~!!
もう、何も違和感なし。
カナがインドに受け入れられている証拠なんだろうね☆
サリーもよく似あっています。
早く、カナに会いたいよ!!
いっぱい、話したい。
今、会いにゆきます☆やなっ笑!!
〉みく
返信削除ええっっ。斜め写真でそんなにわかるものですか?!
ていうか、それは、スッピンであることや、カリスマ美容師がいなくて伸ばしっぱなしなことが理由であると願いたい! 嫌だ!早く美白を取り戻さないと・・・。
注:サリ―は着てなくて、これはガイドブックとかではパンジャビスーツって書かれているものです☆田舎は洋服着ないので。。。
9月に帰国します。
楽しみにしてるねー。