途上国なんか特に。
今日も聞かれました。
「ところで、宗教は何?」
「宗教は・・・」
何というか・・・ないというか・・・なんというか・・・
(はぁ・・・)
もちろん来る前から予想はしていましたが、非常に頭抱える質問です。
面倒と言っては、何か悪いことを言ってる気がしますが、
どうも上手く説明できそうもないときは、相手が押してくる「仏教だろ?仏教だろ?」に、あいまいに「うーん、そうですね」とだけ答えておきます。
でも、実際にはそう答えていることにも何か罪悪感。
だって、仏教徒にも仏陀にもなんか悪い。
来る前に、そういう時は「家や自分は仏教だけどね。自分の時代は・・・」とか答えるといいかも。
って言われたことがありました。
でも、インドでは宗教が違うだけで結婚なんて絶対しないぐらいに家の宗教が受け継がれるんです。
なのに「家は・・・」なんて言ったって、それはイコール私も仏教ですって意味になります。
ちゃんと会話をする時間があったり、相手と長い付き合いになるときは、ちゃんと説明しようと努力してみるのですが。
やっぱり、上手く伝わらないんですね、当たり前ですけど。
言葉の問題じゃないのは、おわかりですよね。
日本における宗教心の問題です。
神様はいると思います。
それに、神様を信じる気持ちも否定しません。むしろ肯定します。
神社にだっていくし、お寺にも行く。
でも自分に特定の宗教心があるわけではなく、先祖は仏教徒だったけど、だからって自分が仏教徒かと言われれば違うし、仏陀にお祈りしたりしない。
だからって、誰でも神様とか言うのでもなく、教会で十字架はきれない。
あー・・・どうして日本だけこんな変なことになったんだ!と頭痛くなるわけです。
「それは間違ってるわ」
と、今日は言われました。
たいていは、仏教徒だと言うと納得してくれ、そうでないと、ふーーんと言いながら変な顔をします。
日本にだって、昔は家にちゃんと仏壇があったし、今だって神道と仏教が混ざったままいろんな行事が執り行われています。
でも、個人の心の中の神様は一体誰ですか。
そして、個人の心に必ず絶対的な神様がいて、科学的なことを抜きにして疑いなく信じられる方がいますか。
もちろんそうである方もたくさんいますが、大部分は私のような日本人かと思います。
「神様はいないって考えてるってこと?!」
「いえ、そういうわけじゃないよ。神様はいると思う。」
「じゃ、誰?」
「・・・」
で、上のように間違ってる、という意見をいただくのですね。
この問題。嘘つくのも嫌で、いまだにとても苦手です。
世界に散らばるみなさん。
ところでどうやって対応してますか?
a kind of (ブッディスト)って言ってました。
返信削除事実だと思うし…。
教義でいえば仏教が好きだけど、自分を守ってくれているのはブッダとかよりはご先祖さまとか、ちょっとアミニズムっぽい感じ。
うちの親にインドに行く前、「神様がいるかいないか自分には判断しきれないテーマだと思います派」みたいなのがあるからそれだと言えと言われたことがあります。
けっこうちゃんと筋道のとおった宗派?らしく、学のある人ならそれで通じるはずだからって。
ただ、肝心の名称を忘れた…。。
しかし、宗教というか信仰心に対して「間違ってる」って言い切られるのもな~。「よくないと思う」程度にしてほしいと思うのは、もう日本感覚に戻り始めてる?
私は、light Buddistだって言ってます。日本は他の宗教の行事まで祝っちゃう何でも有りの国。大事なときだけ神様仏様のこと考える。ってな感じで。
返信削除>NAHOさん
返信削除ふんふん。私にとってもご先祖様ですね。わかります。日本には多いような気が。
その道、名称気になります。なんでしょう。。。
本人も「ガレット・へー…」ってしみじみ言ってましたが、まあよくないと思う=間違ってるぐらいのインドですからね(笑)思いだして!!
>keiko
light? じゃあ、ほんとの仏教徒はdeep?hard?real?heavey?・・・難しいねえ。
お2人とも興味深い回答ありがとうございます!