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晴れな人生、生き方!
それでいて、夢がちりばめられていて、ところどころで出会えるといい。
自己満足だとも思いながら、夢の一つである国際協力に踏み出す。

*用語説明*
ANM・・Auxiliary Nurse Midwife(准看護助産師) 農村部で15・6の村を対象にドクターなしで診療所を運営する。分娩から成人・子どものケアまで。

ナース・・・日本のように看護師と助産師の資格が分かれておらず、それ以上のことも行う。例)会陰切開や、縫合など

2009-08-31

It was like ' Language Olympic・・・'

土曜日のこと。

外部より、各言語のゲストを招く。
会話の練習、日頃の勉強を試す目的に交流をする。
そんなプランで、世界中の人が、小さな講堂に集まりました。







歓声とともに、各言語のゲストを花道でむかえます。










ありとあらゆる国から、英語圏の人、フランス語圏の人、スペイン語圏の人・・・
そこはまるでオリンピック。
国の数は数え切れませんでした。

共通点は、同じ言語を話す(話せる)こと、その言語を勉強していること、日本にいること、そして人間であること。
これだけです。
みんなの顔は晴れ晴れとし、つたないながらも一生懸命でした。

かつてけんかをした国もありました。
かつて戦争をした国もありました。
でも、1と1、人と人は外交ではありません。
そこにあるのは、友情だけです。


もうひとつ。
各8言語代表が、1分間スピーチをしました。









ヒンディー語の担当は、恐縮ですが私がさせていただきました。
赤いサリーに身をまとい、
インドの方へ敬意を抱き、
世界の人にヒンディー語の存在を知ってもらうために・・・










それは少々、大げさですが。

楽しんでさせていただきました。
初めて人前で話すヒンディー語。
300人近くいる中4人しかわかりませんが、あれが私の一生懸命です。

気の抜けた午後からは、ゲスト(先生の友人)と一緒に自然を満喫し、
その日もまた日が暮れました。

2009-08-27

minority but powerful

世界には、多数派と少数派が必ずあります。
もちろん、どんな世界にも。

そしてお察しの通り、この訓練所にも・・・。

今日は、圧倒的多数を誇る英語、スペイン語、フランス語に対して
マイナー言語といわれる5言語の飲み会を開きました。
隊員216名中、20人が、5言語を担っています。


あいにく、ベンガル語(バングラデシュ)が、勉強に励むため欠席でしたが、
キルギス語、ロシア語、シンハラ語、ヒンディー語のうちの数人で行ってきました。

文字から覚え、発音から覚えた私たち。
イライラや落ち込むこともありながら、きっと一生懸命励んだと思われるみんなの顔は、とても素敵でした。









クスクス だとか、チュンチュン だとか、チー だとか、なんだか憎めないかわいらしい音が広がるアジアの言語。

ラテンでも、アフリカンでもない、凛とした温かいアジアの雰囲気がすでに漂うみんな。
まだ行ってもないけど、お国自慢をするみんな。
第二の故郷に、貢献できることを夢みるみんな。
大好きです。


「今日来た人の第二の故郷になるだろう国々・・・」
スリランカ、インド、キルギス、ウズベキスタン。


アユボワーン、ナマステ、サラーム、ズドラーストビーチェ、こんにちは。
これから、よろしくお願いします。

2009-08-25

One Day Trip


その名も、One day で trip すること。

語学課業の時間を使って、「実践的に話す目的」で所外へのお出かけができる。

空高く、空気が澄み、緑いっぱいに輝く今日。
所内にいても誰にも言葉が通じない肩身の狭い私たちは、外へと飛び出しました。


近くのお寺まで、道を進み始めます。












はしゃぐ人 (一応、先生)










「だってそこに岩があったから。」













写真に夢中で進まない。













एक घंटा चले थे (歩くこと、1時間。)










हमलोग वहॉं जाये थे । (やっと到着)









男3人に囲まれて、













हिन्दी में बोलिए (ヒンディー語で話して)












と、言われても


もう勘弁してください!












そんな私は、当初の目的を無視し、
普通にエンジョイしてきました。
誰かが見ていると困るので、何語だったかは伏せておきます。

インドの文字をみつけ、歴史に感動。










もののけの森似の森に行き、








ついでにスーパーにも行っちゃいました。







買い物会話の練習とは言ったものの、レジの人は日本人でした。


माफ कीजिए ।すみません。

कल से मैं हिन्दी पढुँगी। 勉強は、明日から・・・

2009-08-22

国境

「hi, what's going on your class?」
「hola! como esta?」
「bon jour!!」
「नमस्ते आप कैसे हैं?」


ここの一日で特別好きなことが3つあります。


①国旗掲揚

友達に言ったら、?マークでコメントしてもらえませんでした。
え、そこ? と言った感じの引いた目でした…
毎朝、各派遣国の国旗が日本の旗と一緒に一国ずつ揚げられます。

各国歌とともに。

そのたびに、
”あ~今日のこの日も、地球上でいろんな国がそれぞれの時間を送っているんだな”
と思うと毎回感動してしまう。

きっとあの眠い中、好き好んで国歌を聴いてるのは私ぐらいかもしれませんが。


②5時のメロディー

ここでは、チャイム以外に3回メロディが流れます。
朝6:45のあいさつ。
夕方5時の終業時。
22:40の就寝の促し。

そのうち5時のメロディが大好きですが、
毎日聴いててもいまだに何の歌かわかりません。
ただ、夕方にぴったりです。

朝揚がったあの国が、今日も平和でありますように。

③人々

日本人は英語教室に行っても英語が上達しないと言われています。
お互い英語で会話するなんて、恥ずかしい!!って人がたくさんいるから。カナ?

冒頭の会話は、だいたい毎日廊下で聞こえてくる会話です。
8言語、それぞれのできる限りの力でみんなが話している姿が私は大好きです。

どこかの国の言語を覚えること。
それだけでも世界に対してアクティブなんじゃないかと思います。
来週から、target language week といって、8:30~17:00まで学習言語しか話せません。
マイナー言語の5言語は、友達が減ります・・・
誰が何語を話すのか、一目了然にするために、なふだにシールが貼られます。









貴重なこのシールを持っているのはたった4人。
つまり、来週の友達は4人です。
3人のところもあるので、ややマシ…ですね。
まったく何もしなければ、語学と注射と講義と食事で終わる、終わることもできる、ここの生活。
ただ、ここにいる人の手にかかれば、各スポーツの試合から、アルバムからTシャツから、文化祭から体育祭、各種自主講座(自主的に開催する講座)、歌の練習、登山・・・
挙げればキリがないですが、そのパワーと底力、タダものではない人々。

日本の未来が少し明るく見えます。


人にも、国にも、地域にも、言語にも、職種にも境目を感じさせないみんな。
お互いが違うことを、受け入れられるみんな。
こんな風に教育されたら、いまごろ世界は平和になっていたでしょうか。

土曜日の快晴の空の下。
肌の色も、歩いてきた道も、すべてを超えた、共有の空間。









大きな大きな地球の中の小さな町で、世界中の人が一緒に土曜日を過ごす。
世界の広さと、人のつながりに素直に感動しました。

2009-08-14

海の向こうと、となりの人

今日、縁あって ’いのちの講座’を開くことができました。

みんながそこに存在して、毎日を生きていることが
それだけで素晴らしいのですが、
どうしてもそれを伝えたい。

どれだけ語学が大変でも、がんばって準備する。
そんな心意気を持つ人がここには何百人といます。

そんな中、8人の仲間が集まって、1時間の時間を持ちました。
私が心から尊敬している、心強い同士。
同期、同職種隊員の8人です。


















それだけでも、もちろん素晴らしいのですが。
来てくれた仲間の心の綺麗なことに、本当に感動しました。

やっぱり。

私の感想は、’やっぱり’でした。
やっぱり、ここに来る人に悪い人はいない。
男の人も、女の人も、助産師なんて知らなかった人も・・・

本当に気持ちのいい時間でした。
余韻からなかなか抜けられません。

みんな、とっても優しい気持ちを持った仲間です。
そんな仲間に囲まれて、今日という日がまた終わります。
このうえなく幸せです。

海の向こうと、となりの人と、自分のいのちを尊びながら。