バスで西日にやられながら。
ママさんが、日本から荷物を送ってくれたんですね、オフィスに。
任地までだと、田舎すぎて中身が被害にあったので、じゃ、まあデリーで荷物と待ち合わせしようってことで。
オフィスに、プロジェクトのリーダーもボパールから来てらっしゃいました。
大変素敵な絵を描かれる方ですが、今日も一枚の絵を見せてくれました。
インドには昔、夫が亡くなったらその妻は、夫を天に連れていってくれる火とともに焼身自殺をする習慣がありました。
サティーといいますが、詳しくは割愛します。
それを祀った碑の絵でした。
恐ろしい話といえばそうですよね。
火に焼かれながらあの世に行くんですから。
でも、その絵を見せていただいた時、不思議とそんな気持ちは湧いてきませんでした。
”・・・素敵だな”
というのが、感想です。
私は死ねません。
しばらく会っていないその人の顔や声を思い浮かべてみましたが、私には無理です。
しかし。
どういう形であれ、そこまで人を想うことができるという気持ちは、なんだか素晴らしいもののように思え。
自分はしないけど、そういう事実があったその気持ちはよくわかる、という変な気持ちになりました。
「死ねると思う。この子のためなら」
「代わりに死んであげたい」
臨床にいた頃、そんなふうにいう母親に会ったことがあります。
初めて出会った自分のわが子との対面の、幸せに満ち溢れた言葉でした。
我が子が死ぬぐらいなら、自分が死んでしまいたい、そんな心からの愛の言葉でした。
移転前の住所を知らずに書いてしまい、デリーを一時彷徨った荷物。
心配性のママさんは、デリーに来て荷物を探そうかと思うぐらい心配したそうです(笑)
笑い事じゃなかったみたいですが、笑える私は父親似です。
インドの人に見せたいから、写真をいくつか送ってほしいと言いました。
愛されて育ったんだな、と今更こんな遠くで実感します。
記念碑は建たないけど、そこには愛が溢れてます。
娘より。
またもやちょっとうるっときました
返信削除>aya
返信削除インドは、うるっ がとても奥深いです・・・
うれしいコメントをありがとう!
返信削除私も日本で、写真を選びながら、kanaの幼い頃を思い出し、うるうるしてました。
荷物は、中身も抜かれず、無事、着いてよかったですね。
荷物がもし着かなかったら、中に入れた「コバエホイホイ」や「コバエスプレー」が間に合わず、kanaの部屋が、「コバエ御殿」にならないかと、心配してました(笑)。
デリーでの荷物不明の2日間、心労で2㌔痩せました~!
でも、まだまだダイエットしたい?ので、これに懲りず、これからも、インドへの苦難の旅に、愛情宅配便を送り出すことにします。
>マミー
返信削除コメントは、こっちが承認するまで表に出ないようになってるんですよ。だから、何回も送らなくても大丈夫(笑)
インド人のノープロブレム精神のツメの垢を煎じて飲んだらいいかもね。
2週間近く空けた我が家のコバエがもっと増えてないといいですけど・・・
しばらく見ない間に随分と内容の濃いブログに(^^)
返信削除充実した毎日を送っているようで何よりです。
春にインドを旅したことがあります。
その時に知った言葉「Shanti(シャンティー)」
平和とか静寂とかいう意味だったと思うけども
何事も焦らずに、イライラしないで、と言う場面で
インドの人から使われた記憶がある。
時に自分自身を甘えさせるときにも使われて
意味の履き違えみたいなのを感じたこともあるけども
大好きな外国語の一つです。
>ひろぽん
返信削除インドには、シャンティな場所や人や出来事がたくさんあります。それが、みんなの知らないインドかも。でもインド人はそれをちゃんと知っていて、心にシャンティーを持っている。
ひろぽんも、奥さんと一緒にシャンティーな生活送ってね!