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晴れな人生、生き方!
それでいて、夢がちりばめられていて、ところどころで出会えるといい。
自己満足だとも思いながら、夢の一つである国際協力に踏み出す。

*用語説明*
ANM・・Auxiliary Nurse Midwife(准看護助産師) 農村部で15・6の村を対象にドクターなしで診療所を運営する。分娩から成人・子どものケアまで。

ナース・・・日本のように看護師と助産師の資格が分かれておらず、それ以上のことも行う。例)会陰切開や、縫合など

2011-01-03

気が合うから


今日、出勤中のリキシャーに乗って、遅ればせながら”今年の目標”について考えてみましたが、情けないことに目標がみつからず。
「目標をみつけること」が目標に・・・。

だって、今年1年の目標を考えるってことは、インドから帰った後自分がどうなっているかってことを少なくとも考えて立てるってことで・・・。
それはもちろん考えないといけないんでしょうが(いい大人だから?)、それを考えただけで寂しくなり、放棄してしまいました。

インドに来て4カ月後、そして1年を過ぎた去年の秋~冬、一番日本に帰りたいピークでした。
それはインドが嫌いだからとかではなく、日本しか好きになれないからとかでもなく、単なる寂しさだったと思います。

でも、年を越し、今年帰国予定になった今。
自分がどれだけインドを愛しているかに改めて気付いた気がします。

いいところも悪いところもたくさんあって、正直大変なことももちろんあります。
でも、インドに恋をしてしまった私は、悪いところも愛おしくて仕方ない。

インドには、インド人に生まれない限り、ヨソモノには決してわからない部分わからせてもらえない部分がたくさんあり。
インドが好きがゆえにそれが時に悔しく、嫉妬し、でも第三者だからこの魅力に気付くのかもしれないって自分を納得させ、それでも自分の国が大好きなインド人をみているとやっぱり悔しかったり。
この気持ち、うまく言葉にできないんですが。

うすうす気づいていましたが、関西(大阪?)にとても良く似ています。
誰に何を言われても、関西・大阪を愛してやまず、他がどうであれ羨まず(興味もなく)、人情深いが排他的、いくら関西弁を話しても関西に生まれ育たないと肌でわからないことがある(そして、そうでしょ?って思っているところが関西人の中にある)、飾らず心は裸にみえて実はしたたか、商人のDNAか人を見抜く力がズバ抜けており、そして明るく前向き、キツイとか言われるがみんなとても優しい。
世界にはインドしかないと本気で思っているであろう人々をみていると、なんだか似ている部分が多すぎて、ニヤっとします。


どうして好きなのか。
わかりません。
いいところを挙げよと言われ、片手で済むぐらいしか思いつかなかった。
でも、好きなところならいくらでも。
それはきっと人によってはインドの嫌いなところ。

結局、私と気が合うんだと思います。

理由なく誰かを好きになったり、理由なく好きな食べ物や音楽があったり。
栄養豊富だから好きだ、とか、○○コードの曲が好きだ、とかではないのです。
「好き」なだけ。


何かをみつけに。
わざわざ騙されに。
つっこむところを探しに。
自分を探しに。
いろんな理由で旅行に訪れる人が増えるインドですが。


私の中での「インド」は、たった一つ。
いま別れを思い描いただけで、涙が溢れてしまうようなたくさんの大切な人達との出会いと時間、そして大切なことをたくさん教えてくれたインドの人達の哲学的な生き方です。
デリー育ちのインド人より、私の方が知ってること、たくさんあるっていう自負。
きっと都会育ちの日本人が、日本の田舎で何が起こってるのか知らないように。
神様がくれた、インドでの時間。
素敵な時間です。


「ハッピーニュウイヤー」と声をかける相手が去年こんなにいたかな?ってふと思った時。
気づいたら、たくさんの同僚や友達に囲まれて、私はインド人じゃないんだな、って気付かないと気付けないぐらい周りはインド人だらけで過していました。
そして子どもレベルのヒンディー語の私のことをとっても大切にしてくれ、のびのびと活動をさせてくれました。


私が出会ってきた多くのインド人達は、騙されるほどに純粋で、うっとうしい程に優しく、いい意味でも悪い意味でも「今」だけを生きています。

「今を生きること」
それが自分達に課せられた現世での課題だから、と言って。

過去に捉われず、未来に期待しすぎず、今を大切にする難しさと大切さをたくさん教わりました。


飛行機も、インターネットもある時代だから、きっと生きていればいつか会えるかもしれない。
でも、もう会えないかもしれない。
彼ら彼女らと別れた後のことを含めた1年の目標は、どうしても立てられませんでした。


1年後の、2012年の私に向けて。

「インドを忘れないで」


さて、そんなインドであと9カ月、精一杯毎日を暮らしていきたいと思います。
みなさん、今年もよろしくお願いします^^






































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