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晴れな人生、生き方!
それでいて、夢がちりばめられていて、ところどころで出会えるといい。
自己満足だとも思いながら、夢の一つである国際協力に踏み出す。

*用語説明*
ANM・・Auxiliary Nurse Midwife(准看護助産師) 農村部で15・6の村を対象にドクターなしで診療所を運営する。分娩から成人・子どものケアまで。

ナース・・・日本のように看護師と助産師の資格が分かれておらず、それ以上のことも行う。例)会陰切開や、縫合など

2010-02-19

全然わからない

インドって。

インドには、観光で来たことがないし、
もう観光で来たとしても住んだ後の観光になってしまうから、純粋な観光の目は持てないと思うのだけれど。
ただ、住んでてものすごく思うのが、

「インドって、全然わからない。」

そもそも、インドとは・・・なんて一つの国としては語れない程混在している。
マンハッタンの様な都会と、水牛車で何時間かかけて移動する田舎が。
IHクッキングヒーターと、かまどに牛糞の炊事場が。
平成と江戸が。
人種も言葉も位もぐーーっちゃぐちゃなのに、でもそこに共通している何かがある。
スピリチュアル だとか、神秘 だとか、人間の原点 だとか、もうそんなインドを無理やり表したような言葉は安っぽく思える。
日本も他国に比べて不思議が満載な国ではあるし、もちろん他国もいろいろだ。

でも。
住んでいるから余計にそうなるのか、もう住めば住む程全然わからない。
わかろうとしたり、わかったことがあっても、全く満足感が得られない不思議な感覚がある。


書くのが難しいなら、せめて話してみろ、と誰かに言われたとしてもこの感覚を言葉にするのはとても難しい。
言葉なんかで、なかなか表せないのだ。

唯一代弁してくれそうなのは、インドの古い音楽。
なんて、空気に合った音を奏でるのか、と土地に根付く音楽の力を感じる。


どんなインドの情報を耳にしても、いまいち納得がいかない。

ここに生まれていたら、そんな風に感じることはできなかっただろうけど。
でも、
ここ以外に生まれた人には、一生住んでもわからないんだろうな、とも思う。

普通に暮らしているように見える人でも、不思議がのぞくとビックリする。


なんだろうこの感覚。


2年住んだって、多分素人だ。
私も住む前は信用していた、インドを表す様々な胡散臭い形容詞。
今はどれも納得がいかないけど、一つだけ、「うん、そうだな」と思うことがある。

インドには、やっぱり呼ばれたような気がすること。


一緒に長い時間を過ごしてきたのに、何考えてんのか全然わかんない。
性格も合ってんのかいまいちよくわからない。
どうして好きかも今となれば説明もつかない。
なんなんだ、この人。
でもなぜか、離れたいとは思えない。


恋人や夫婦のように。
お産への思いのように。


大好きです、あなたのことも。
インドさま。

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