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晴れな人生、生き方!
それでいて、夢がちりばめられていて、ところどころで出会えるといい。
自己満足だとも思いながら、夢の一つである国際協力に踏み出す。

*用語説明*
ANM・・Auxiliary Nurse Midwife(准看護助産師) 農村部で15・6の村を対象にドクターなしで診療所を運営する。分娩から成人・子どものケアまで。

ナース・・・日本のように看護師と助産師の資格が分かれておらず、それ以上のことも行う。例)会陰切開や、縫合など

2009-12-04

はじまりはここから

首都デリーより南へ700km。
デカン高原の少し上。
インド菱形のちょうどど真ん中。
海はなく、小さな川々はガンガーへ流れている。
小さな県の中心で、いま、毎日を送っています。

半径1kmぐらいの活気に満ちたバザール以外は、
人、牛、犬、馬がポツポツと散らばっていくのどかな町。

そのDamoh(ダモー)という町に11月4日にやってきた。
州都のボパールという町から、車で走ること7時間。
’世界の車窓から’のような道を、ひたすら走る。




















はるか遠くを見て座っている人
きゃあきゃあ走るこどもたち
前も後ろも大草原なのにひたすら歩いているサリー姿の女性達
夕暮れ時に、まだまだ続く道をゆく水牛車
窓からの空気とともに、そこを感じる。

あたりが暗くなった頃、にぎやかなバザールへ車が入った。











これからの2年を過ごす町、Damohへ。














7年間使われていなかったらしい私の住まいは、大家さんのお家の1階を借りきっている。
2世帯のようなおうち





この町の人なら誰でも知ってる医者一家の大家さん。
涙が出るほど優しいその奥さん=いまや私の母。
実際彼女のおかげで私は何度も心救われた。


初日は眠れなかった。
嬉しさでもなく、興奮でもなく、原因は一つ。
こわさ。
犯罪でもない。一人暮らしでもない。インドという広さでもない。
同居人達である。

そう、7年間使っていなかったこの1階。
大量のネズミのフン。どころか、もちろんネズミ。
アリの隊群。角コーナーのクモ。ヤモリ。ゴキブリ。蚊。
蚊帳すら設置できない初日。
日本から送ってもらっていた、キンチョーの蚊取り線香だけを頼みの綱にし、
’どうか神様’と、
とりあえずインドには大量にいるとされる神様にお願いして、結局服のまま寝た。
神様と、キンチョーの全職員のみなさまに感謝して。

もう、年を何回越したかと思うぐらい大掃除した。
自分の家なのに、怖くてトイレに行けず、沐浴できず、涙涙で掃除した。
松居なんとかさんなんて、私の足元にも及ばない。


いまやとても快適なこのおうち。
1か月がかりで手に入れたインターネットで、蚊帳の中、今日ここに書く。


バスのクラクション、サイキルリキシャー(人力車自転車ver)のチリンチリン、
牛乳屋さんの声、の横で牛の声、井戸をひく音、誰かの歌声、

そんな朝をまた、明日も起きる。

3 件のコメント:

  1.  すごい家に住む事になったんですね。さすがインド!こっちのエチオピアも負けじと毎日ダンゴムシと戦ってます。私のいるとこはバブル絶頂期の首都です。その分、そちらとは違い、何かセコセコした感じです。自然がほしい〜

    では、また更新たのしみに待ってます。

     
     

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  2. しみず@スリランカだよ!

    元気そうでよかった~♪

    わたしも最初はタランチュラみたいなクモとか、羽アリとかおびえながら生活してたけど今はだいぶん慣れてきたよ☆

    でもインドとスリランカは近いようで生活とかもかなり違うんだろうなぁ。ぜひ一回は行きたい!

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  3. >keiko

    遠くからありがとう!
    とはいえ、今はキレイになり、とても快適ですよ☆
    インドというか、田舎だから?
    インドは果てしなく広く、その意味は土地だけではない。つまり、何年いたとしても計り知れない奥深さ。
    都会にいるようで?

    >しみちゃん

    しみちゃん、久しぶり!!!
    部屋にインドの地図を貼ってますが、いつもスリランカが目に入ってます。あそこにみんないるのかーと思いながら。
    ぜひ来て来年or再来年!!

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