所属するプロジェクトより、お手伝い願いたいとの出張命令あり、突然隣のパンナ県へ行ってきた。
2泊3日の初バス一人旅。
パンナへは、ボパール(州都)よりプロジェクトのインド人スタッフが直接やってきている予定。
私は一人、長距離バス(路線バス扱い)にてパンナへ行かなければならなくなった。
総勢15名ほど。
私が行って帰ってくるまで、それをフォローしてくれたインドの人の数。
「Pannaまで行くんだけど」というと、事前に一緒にバススタンドまでついてきて、バスの時間を確認してくれたANMの4人。
無理やり私が連れていかれたみたいに、積極的に助けてくれた。
当日、確実にバスに乗せてくれ、「あんた男なんだから、後ろいって。ねえ、車掌さん、この子の横には女の人座らせてよ!」と無理やり席確保。
バスワーラー(バスの運転手)と、車掌は、
「おうよおうよ!乗れ乗れ。任せろ」と、ドンと構えて受け入れてくれた。
ハッタというところ経由で行くそのバスは、バスの車掌が開きっぱなしのドアに立って、町中を「ハッタ、パンナ、ハッタ、パンナ、ハッタ、パンナ・・・・・」と、相撲のノコッタぐらいの速さで叫びながら行き先を告げる。
相撲のノコッタがノコッタに聞こえないのと一緒で、行き先を聞きとれないので初心者はバスに乗れない。
インド人はそれを聞きとって、動いているバスに次々と車掌の立っているドアから飛び乗ってくる。
じいちゃんも、軽やかに飛び乗る。
バススタンド以外からも、乗れる。
バススタンド以外からも、止まれと叫べば降りれる。
自由。
大草原を突っ走る。
牛の大群にしばし停滞。
途中で止まると一斉にチャイを飲みにいったり、バス再出発し始めてんのに、それからお菓子買いに行ってまた飛び乗ってきたりする。
自由。
いきなり、前からコンペイトウみたいなのが回ってきたり、隣の人がグァバをくれたり。
修学旅行か?
知らない人に、食べ物もらってはいけませんって教わったけど、どうみてもみんな食べてるから私も食べた。
味のあるヒンディー語の音楽がガンガン、車体は荒れた道をバウンドしまくり。
この自由さが、ものすごく気持ちいい。
インドに来て、人間らしく自由なところを見るたび、本当に気持ちいい。
15分ストップぐらいのところに止まると、バスワーラーと車掌が、「お腹すいてないか?ご飯くえ!あっちで食べるぞ、来い!」と言ってきたが、初めてで信用できなかった私は、
「すみません。お腹すいてませんので・・・」と言って切り抜けた。
降りたら現地のスタッフがお出迎え。
「ごはん食えって言ったけどさー、食べなかったぞ。」とスタッフへご親切に告げるバスワーラー。
さみしそうな顔してたので、警戒した自分、やや申し訳なくなる。
帰りのバス。
逆方向からやってきたバスも同時刻にバススタンドへ入ってくる。
つまり、行きのバスワーラー達。
帰り方向のバスワーラーに、「おい!この子ダモーまで行くからな、ちゃんと届けろ!」と。
優しいです。
3時間半乗って、60ルピー(120円)
往復120ルピー。
安いアトラクションでした。
楽しかった。
まるで子どもの一人旅。
はじめてのおつかい状態。
みんなに助けられて、無事帰宅。
出張内容は次回。
おつかい無事に成功だね~
返信削除kanaのブログをやっとのぞけたよ♪
優しいお母さん。
素敵な笑顔のおじさん。
たくさんの素敵な出会いが日々あるんだね~
心が自由になれそうな国。
日本での常識は通じない。
心と頭がおおきくなれそう。
うん。がんばって♪
>mari
返信削除結果はいかに?
必死で生きています。というか、みんなに生かされてます。今年もあと少し。
marineもよいお年を!