私が一番仲良くしていただいている女医さんは、暇があると私をオペへ誘う。
日本に居た時は、帝王切開の時ぐらいしかオペ室に用はなかったので、他のオペなんて学生の時一回みたぐらいだった。
特に嫌いなわけでもないが、特にめちゃめちゃ興味があるわけでもない・・・
しかし、「今からオペよ。見においで!」とか
「○○先生(お偉いさん)がオペするわよ、興味あるでしょ?」とか言われると、
別に取り立てて急ぎの用でもない限り、NOと言えないのが日本人。
「はい、みにいきます」と言って、結局1・2時間のオペに入ることになる。
「いいえ、興味ありませんから」
「それって私の活動に関係ないんじゃ・・・」
とか、言ってしまっても何も起こらないのかもしれないが、縦社会で人間関係を重んじるインド。
私の活動も信頼関係あってこそ始まると信じているため、彼女を始めとする医師達とも顔も心もある程度ツーツーにする必要があると思っている。
なので、(確かに見ていて飽きはこないが)特に今の活動と関係のないオペも見させていただいている限り。
おかげさまで、今まで無知だった婦人科のオペ進行を知ることができ、
とっつきにくかった麻酔科医に名前を覚えていただき、笑顔をいただいた。
接待も、仕事のうち。
「先生!ナイスカッティング!ナイススティッチング!」
「いやいや、たいした縫合じゃなくってよ」
といった会話が、いつか何かの役に立ちますように。
「先生、休日はぜひ!」といって朝早くゴルフにでかけるサラリーマンのように、
「今日も先生のオペ、みさせていただきたいです!」オーラが出ているのかもしれない。
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