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晴れな人生、生き方!
それでいて、夢がちりばめられていて、ところどころで出会えるといい。
自己満足だとも思いながら、夢の一つである国際協力に踏み出す。

*用語説明*
ANM・・Auxiliary Nurse Midwife(准看護助産師) 農村部で15・6の村を対象にドクターなしで診療所を運営する。分娩から成人・子どものケアまで。

ナース・・・日本のように看護師と助産師の資格が分かれておらず、それ以上のことも行う。例)会陰切開や、縫合など

2011-09-17

カウントダウン: あと4日

ダモーでの日数、今日を入れて残り4日です。

今日は、家具の搬出。

昨日から雑巾のごとく働き、夜中の3時にとりあえず就寝。

8時
起床。
洗濯、沐浴などを済ませ、

10時
インド人やってきました。
引っ越し屋さんなんてものはないので、最初にお世話してくれたインド人が、最後またお世話しに来てくれました。















11時
キッチンも全部整理して、食糧もなし。
昨日の夜から何も食べてなくてへにょへにょになっているところへ、2階の大家さんが、朝ごはんに呼んでくれました。










11時半
病院から電話です。
「カナ、ちょっと病院まで来て。」
「え!まだ家具出してるところなんだよね・・・。無理かも。」
「12時半でいいから。チームが来るって。(政府とかの視察のこと)」

こんなときに仕事ー?って思いながら、第一弾搬出を済ませて、1時間後に搬出再開すること約束し、病院へ。



12時半
呼ばれてついて行ったら、なんと・・・

みんなが集まってくれていました。
号泣。
院長まで・・・。
チームなんて、来てない。
サプライズだったのよ、とのこと。

外来も一時ストップ、注射も一時ストップ、オペも一時ストップ、お産はストップできないので取ってから顔を出してくれていました。

どこの病院も(日本でもそうですが)、みんなが一斉に集まれないのは医療者の宿命ですが、わずかな時間を割いて集合してくれていました。

やっと、別れを実感して、私のために集まってくれたことが嬉しくって素直に涙がでました。











これで半数ぐらい。


「泣かないの!」と言われ、泣くのが嫌いなインド人に怒られ。

そして、プレゼントしてくれたものが、なんと。


金です。
ゴールドです。
ゴールドの指輪。










インド人らしくというか、値段がついたままで・・・。
その値段をみてびっくり。
ああ、みんながお金を出し合ってくれたんだなって思って、もう胸一杯です。


病院の機能をストップさせているので、30分ほどでまた業務再開でしたが、本当に嬉しかった。

私は何ができただろう。
結局、してもらってばっかりだったんじゃないだろうか。
それでも、
「あの子結局、何しに来たの?」なんて意地悪言う人はいなくって、こんな私をめいいっぱい受け入れてくれました。


14時
家に帰り、家具をすべて搬出し。











今日から2階の大家さんのところで、寝泊まりします。
ホームステイ。











なんの縁もゆかりもない私を、あと4日、ゴハンも作ってくれながら置いてくれる大家さんにも感謝してもしきれない。


疲れ切った体を休めるため、お昼寝しながら夕方。

夕立ちの前の冷たい風と、外を走るリキシャーのチリンチリンや牛の声。
横になりながら、窓からボーーーっと見ていると。

私は、どうしてここでお昼寝しているんだろうという念に駆られます。


”世界も、人生も、不思議だな”

と、虚ろな頭で思いながら。



今夜はみんなにお手紙書きます。

こんなブログを書いてる暇に、大家さんは夕食の支度をしてくれています。













感謝でいっぱい。

ありがとう。

4 件のコメント:

  1. まだ三日あるのに、読んでるだけの私でも泣きそう。
    ぜひぜひ、姫やご近所の皆さんに、私からもよろしく!全然忘れてません。皆さんの幸せをいつも祈ってますと。

    KANAさんはぜひ元気に帰ってきてください。

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  2. みんな、いい顔してます!

    至福のひととき。

    温かい人たちとの出会い。

    これ以上のものはないねヽ(^◇^*)/

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  3. >nyahooさん

    よくわからないまま、別れることになりそうですが、元気に帰ろうと思います。

    また日本で!

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  4. >sevenxm

    出会いは、人生の糧です。

    感謝でいっぱい。

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