ああ、何か書いておいた方がいいんじゃないかと思うのですが、何から書こうか。
なかなかあがらない雨音が今日も無音の夜に響いてます。
おかげで涼しい。
暗くなったら家から出ない、やることもない、停電、ネットがつながらない、なんていう日本ではなかなか経験しないような時間がたくさんあった2年間。
考える時間だけはやまほどありました。
人はなぜ生きているのか っていうところも3ラウンドぐらいはしたと思います。
で、そんな時間を「インド」で過ごしたことによって学んだというか感じたことを記しておこうと思います。
こういう目に見えない抽象的な気持ちほど、一番に忘れていくのだと思うので。
頭ではわかっているつもりでしたが、日本にいると本当の意味で気づけなかったなと思います。
”シンプルでいいということ”。
幸せの基準は、他人の基準じゃなくていい、自分の基準でいいってずっと思っていたけどその本当の意味はわからなかったし、日本のような複雑・混沌・情報社会では、心から思えなかった。
比較的自分勝手生きていたような気はしますが、それでも誰かと比べてる自分がいたし、誰かと比べた判断を下していたと思うし、それも人間でしょって思ってたからヨシともしてたような気がします。
今も全くないと言ったら違うかもしれないけど、でも今だったら少なくともこう言えるかな。
「でも、自分がいいと思うから、それがいい」
相田みつをさんの ”幸せはじぶんのこころがきめる” っていう言葉、未熟者ながら、なんとなく本当の意味でわかったような気がするのです。
たくさんの道を生きる人々。
たくさんあるようにみえて、限られた、選べない道であること。
好きなものにはまっしぐらでキラキラしているインドの人。
医者もエンジニアもパイロットも、世界を救う人を目指す人も素敵だけど、自分がいいと思った道を進めという人。
それでも生きていればいいじゃないか、生きているのは素晴らしいんじゃないか、っていう人。
そんな中で生きていて、大事なことはなんなのか、とてもシンプルなものだと感じることができました。
どんな道を歩くかわからないですが、自分が幸せだと思った道を、少なくとも着飾って虚勢をはったり、誰かに恥じたりすることはなく歩きたいと思います。
時には迷うと思うけれど、インド人のように前向きに。
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